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サイクルテラス熱田店からのお知らせです

Schwalbe の話題のチューブ Aerothan (エアロザン)使ってみた!

こんにちは!サイクルテラス熱田店のTackyです。

先日のブログでもチラッと書きましたが今回の若狭路センチュリーライドでの飛び道具として使わせてもらった話題のチューブ
シュワルベ Aerothan (エアロザン)!

TPU(熱可塑性ポリウレタン)を採用した超軽量チューブなのですがこちらを恐らく日本最速で使わせてもらいました!
代理店のPRインターナショナル様ありがとうございました。
今回のブログはそのインプレッションです。

そもそもなぜこのチューブが気になったのかと言うと、先日チューブレスタイヤのシーラント補充の作業中に見つかったこれ。

チューブレスタイヤの中でシーラントが固まっていた写真です。
恐らくバルブの土台のゴムがズレていてそこから少しずつ空気が漏れててこの様になったと考えられます。
これがライドの途中でわかったら…ゾッとしますね。

またチューブレスタイヤは乗り心地と耐パンク性が高いのが人気なのですが一度パンクしてしまうとチューブを入れるにもシーラント剤を拭かないといけなかったり、そもそもビードが上げれなかったりと復活させるのに手間と時間がかかります。辛い思いをします。
最近当店のお客様でもチューブレスからクリンチャーに戻す方が多く見られます。

自分もチューブレスを使っていたのですが、IRCのアスピーテ(タイヤ)を使うこととなりクリンチャーに戻すことになったのです。
しかしチューブレスのあの乗り心地を知ってしまうとあの感じがいいな~と思ってしまうのです。
ラテックスチューブもありますが、基本リムブレーキのカーボンホイールには使えません。理由は各々で調べて下さい。

なので何か良い物はないかな~と思ってたところだったのでお話を頂いたときはかなり前のめりでお返事させていただきました。
サンプル入荷当日に持ってきていただき早速取付。

TPUとは簡単に言えば少し伸縮性のあるプラスチック素材で、ブチルやラテックスといったゴム製チューブよりも薄く軽く作ることが出来る素材だそうで
ゴムみたいなボヨンボヨンな感じは少ないです。
海に持って行く「浮き輪」みたな感じです

早速取り付けて行きます。
ここで注意しないといけないのが、タイヤに入れる前にチューブに0.3bar以上入れないことです。
覚えてませんがあぶないってことだけは覚えてます。

取付は通常のチューブと変わらないなと思いました。
よっぽどラテックスチューブの方が入れにくいですね。

あとはいつも通りに入れて完成。
取付して早速お店の屋上駐車場を走ってみると…。
軽いけど…なんかゴワゴワする…。」って感想でした。
この時の空気圧が6.3bar。もしかすると…。
と思ってアスピーテの最低空気圧の6.0barで後日走ってみることに。

この日は雨沢峠からの道の駅おばあちゃん市・山岡に行って戸越峠走ってというコースでしたが、雨沢峠を走ってる途中にはそんなことも忘れて走ってました(笑)
6.0nbarこれが大正解でした!
ゴワゴワ感なく、それでいてコーナーでもタイヤが潰れにくい。
空気圧が低いから乗り心地も良い。
凄いっすね。僕が雨沢をおかわりするぐらいですからハマってたなと思います。
タイヤの中でのチューブの変形が少ないのに走りやすいなと感じました。
ラテックスに比べればそれはラテックスの方がいいです。正直に言えば。
ただ使えない状況があるのでそれがある中なら間違いなくエアロザンいいなと思います。

そして先週の若狭路センチュリーライド。
軽いホイールに軽いタイヤに軽いチューブ。
走りが軽い!
これはきっと前日にお酒を少ししか飲まなかったことだけではないと思います。

レインボーラインのヒルクライムもインナーに落とすことも無く、アウターローも使わずに登頂することに成功しました。
全工程アウターのみで完走出来た要因の一つとして「走りの軽さ」がポイントでした。

しかしいいことばかりではありません。
もちろんネガティブな部分もあります。

まず、これは個人的な話になるのですが「バルブ長」が40mmと60㎜しかありません。
僕が欲しい50mmが無いのです。
見た目を最重要項目としている自分にとっては非常にネガティブです。

次に万が一パンクしたときに普通のパッチが使えないことです。
ポリウレタンチューブなので専用のパッチを使うしかありませんがこれが簡単には手に入らないってことです
恐らくメーカーからの取り寄せ対応がほとんどだと思います。

あとバルブがプラスチックで出来ており、バルブを閉めすぎたりすると壊れるんじゃないかと考えています。
またフロアポンプを差し込む時にも気を使います。
が、この2点は気を付ければ大丈夫です。

そして一番ネガティブなところ…「1本¥5,500(税込)という超高級品
2本で1万円…僕の一か月のおこづかいがこれで終わってしまいます。

それでも買いました。4本も買いました。
僕は来月のおこづかいを前借しました。
こうやってやり繰りしていくしか生きるすべがありませんでした。

そうまでしても欲しかった商品だということです。
チューブレスの定期的にシーラント剤を補充したり、出先でのトラブルを気にしたりなどを考えると正直面倒くさいなと思ったわけです。
やはり良い物はそれなりの金額がするんだなと改めて思いました。

商品入荷まで少し期間はありますが店頭にて予約受付中なので気になる方是非ご来店下さい。
ここでは書けないとっておきのネタもありますよ。