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サイクルテラス熱田店からのお知らせです

ディレーラーハンガー(ディレイラーハンガー)折れの原因とは?

自転車メーカーのブログにてディレイラーハンガー折れの原因を詳しく説明して頂いています!

当店でも納車時や修理の時などにご説明させて頂いております。とはいえ実際に乗ってみて使ってみてからでないと解らない部分も多いと思いますが、こちらのブログは画像や動画で非常に解りやすくなっておりますので抜粋させて頂きました。

最後の予防やまとめでも記載されていますが、

「自転車を倒してしまって変速がおかしいなと感じたら、即自転車専門店で見てもらいましょう!」

【ディレーラーハンガー(ディレイラーハンガー)とは】

スポーツバイクのリアディレーラー(変速機)をフレームとつなぐ部分を「ディレーラーハンガー/ディレイラーハンガー」と呼びます。

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鉄のフレームの場合、ディレーラーハンガーはフレームと一体になっています。

<交換できるディレーラーハンガー>

鉄のフレームだと、ディレーラーハンガーとフレームは一体型の場合が多い。

一方、アルミやカーボンのフレームだとディレーラーハンガーとフレームが別々になっていて、ディレーラーハンガーが交換できるようになっています。

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カーボンフレームについているディレーラーハンガー。万が一の時にフレームが使用不能になることを防ぐため、交換式になっています。

<交換式になっている理由>

鉄のフレームはぐにゃりと曲がるので、曲げ直しがきく場合が多い。アルミの場合は素材の特性上、曲げ直しを繰り返すとボキッと折れてしまうことがある。折れてしまったらフレームが使用不能になってしまうので、アルミやカーボンフレームの場合には交換式(リプレーザブルディレーラーハンガー/リプレーザブルエンド)になっています。

<ディレーラーハンガーが曲がる要因>

自転車を右側に転倒させると、写真のようにペダル、リア変速機が地面にヒットする。

この時にディレーラーハンガーには外から内側に向かって大きな力が掛かる。

こういった衝撃でディレーラーハンガーが曲がってしまうことがある。

※ディレーラーハンガー自体、走行中に変速機をしっかり支える頑丈なものである。強度があるものなので、もちろん倒したくらいでは簡単に折れたりはしない。

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ディレーラー側に倒れると、ディレーラーが直接地面にヒットする。*ペダルやハンドルもヒットするので風などで不意に倒れないよう気を付けたい。

【ディレーラーハンガーはなぜ折れるのか】

「普通に乗っていて、ディレーラーハンガーが折れてしまった」

こうした問い合わせはメーカーのカスタマーサービスに多数寄せられていて、当店にも当然問合せあります。

ディレーラーハンガーが折れる要因とはいったい何なのか。

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ディレーラーハンガーが折れると、フレーム側とディレーラー側に折れたディレーラーハンガーが残ります。

<折れたディレーラーハンガーの形状>

フレーム側とディレーラー側の折れた部品を繋いでみると、変形しているのが分かります。

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折れる前と折れた後のディレーラーハンガーは明らかに形状が異なる(素材や、形状、折れる状況によって程度は異なる)

折れたディレーラーハンガーをつないでフレームに戻してみると、大きく変形しています。

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真後ろから見ると、内側に大きく曲がっていることが分かります。

フレームのドロップエンド形状から大きく変形し斜め後方へ引きちぎられている。このことから何らかの大きな力がディレーラーハンガーに掛かったことで折れ、ディレーラーハンガー自体の強度に問題がなかったと推測できます。(強度に問題があれば、後ろに引っ張られたような形状にはならない)

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折れたディレーラーハンガーをフレームに戻してみると、フレームと重なる部分が大きく後ろに引っ張られて変形しているのが分かります。

メーカーのカスタマーサービスでは、過去多くのディレラーハンガー折れの報告、実車の確認を行ってきています。

その際、上記同様に引きちぎられる形状が確認された。もちろん引きちぎれた際の形状や程度は、ディレーラーハンガーの形状や素材によってそれぞれ異なっています。

【検証:ディレーラーハンガー折れ要因】

考え得る状況を全て検証した動画等でライトウェイプロダクツジャパン様がブログで公開していますので こちら からご覧下さい。

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高速でディレーラーハンガーが折れると、ディレーラーがフレームにまで損傷をあたえてしまいます。

<ディレーラーハンガーが折れる感覚とは>

ディレーラーがスポークに巻き取られてしまう検証では、ホイールの回転の力によるもの。人が乗車して走行中の車輪が前方へ回転する力は想像以上にすさまじく、リアディレーラーが巻き込まれると「あっさり」と折れてしまう。

ディレーラーがチェーンの力でひっぱられる力による検証では、ペダルを回して踏み込む必要があります。

【結論:ディレーラーハンガーが折れる要因】

ライトウェイプロダクツジャパンカスタマーサービス様が考えた4つの仮説と独自検証による、これまでの結果からディレーラーハンガーが折れる要因は以下の2種類と断定しています。

<要因1:リアディレーラーがスポークに引っかかり巻き取られる。>

何らかの外的要因によりディレーラーハンガーが内側に変形し、ロー側にシフト操作をした際に巻き取られる。

ハンガーが変形してしまった場合、ロー側(後ろの軽い内側の大きいギア)に変速するのを避けましょう

(外的要因:自転車を倒してしまった、駐輪場など自分が見ていない場所で倒れてしまったなど。)

<要因2:チェーンの変形やプレート外れにより、チェーンがディレーラーに引っかかり巻き取られる>

無理な変速やチェーン脱落、噛み込みなどでチェーンが変形または破損。そのまま気づかずに乗っていて発生する。この場合ホイールに巻き取られるわけではないため、どのギア位置でも起こり得る。

【ディレーラーハンガー折れ予防方法】

<自転車が倒れるような状況にしない>

自転車を止めるとき、壁に立てかけるときなど、リアディレーラー側を倒れにくい方向にする。ディレーラー側を風上にしてとめるなど。

<変速がおかしいな、と感じたらディレーラーハンガー曲がりを疑う>

駐輪場から出発したら、なにやら変速がうまく決まらない。そんな時はディレーラーハンガーが曲がってしまっている可能性があります。

【まとめ】

出先でディレーラーハンガーが折れてしまうと、走行ができなくなってしまう。自転車を倒してしまった、変速の感じがいつもと違うなど少しでも違和感を感じたらお近くの自転車専門店へ。