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サイクルテラス熱田店からのお知らせです

スピードプレイを使ってみよう。

みなさんこんにちは。スタッフのタケダです。
今回皆さんにご報告があります。今回、ペダルを変更しました。表題のあるように「スピードプレイ」への変更です。
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スピードプレイといえば、小さくて丸い形状からどこかのキャンディに例えられる事もあり、膝が痛くなりにくいとも言われる事で有名なペダルですね。
今回タケダが使用したモデルは「ZERO STAINLESS」というモデルです。ペダルシャフトはステンレスで定番中の定番モデルです。クリートはウォーカブルタイプ。クリート本体が直接地面に触れない構造となってます。実はタケダ、十数年前に少しの期間スピードプレイを使用しておりましたが、その時はウォーカブルタイプはなかったので歩きにくい状態でした。
さて新しいペダルはどうなんでしょうか?これから簡単にインプレしますね。
※今からの表現と結論は個人での意見となります。
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使用は先日の浜名湖ライドより使用開始しています。まず、ファーストインプレッションは
・ペダルへのダイレクト感が半端ない。
取り付け後の最初のひとこぎ目で感じました。かなり衝撃的な感覚でした。以前はシマノ社のSPD-SLを使用していましたが、クリート本体がプラスチック製です。スピードプレイは主に金属ベースとなっております。この構造の違いからダイレクト感はあるのかと思われます。
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これはカバーが未装着時の画像ですが、ソールに金属プレートを取り付けする構造となってます。これによりダイレクト感があるのかと思います。金属プレートの下はプラスチックですが、取付方法にも秘密があるかと・・・これはもう少しあとで。

次にセカンドインプレッションは、
・ペダル上でシューズがよく動く
動くという表現ですればよいのか?迷いましたが、感覚として拇指球付近の中央を中心に「グリグリ」と足が左右に動く、という感じです。足の裏で「グリグリ」と何かを潰す感覚?フラットペダルの上で足を「グリグリ」する感覚ですね。この感覚は足の自由度が大きくなるという事と、ペダリング時の足の上げ下げで、「膝の動きに負担がかかりにくい。」という事です。皆さんも試してもらえればわかりますが、つま先を中心にして「グリグリ」する動きと拇指球付近で「グリグリ」すると、膝の動き幅の違いが両者にあります。前者は膝も動きますが、後者は膝の動きは前者に比べて格段と少ないと思います。スピードプレイはこの後者の動きに近くなり、膝への負担が軽減されると考えられます。その動き方も半端なく、ステップインしているのですが、氷の上の様に足が「グリグリ」動くのです。
※膝の痛み方は色々とケースがあります。上記の前者のペダルで痛みが出ないケースもありますので、スピードプレイの特徴であるという内容でお読みください。

最後のサードインプレッションは、
・歩きやすい
さすがウォーカブルと何度も何度も独り言を言いました。
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決して現場に落ちている「プレゼント」を踏んだわけではありません。ちゃんとカバーの役割がされてますという事の画像です。以前はこのカバーが無くクリートがむき出しでしたが、ちゃんと歩きやすくなっています。もちろんカバー単体でのスペアパーツもご用意してますのでご安心ください。また、ペダルに付属しているカバーも御使用くださいね。
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と簡単に駆け足で記載しましたが、結論より言いますと・・・自分にとっては「ベストチョイス」であると思います。確かに「ステップインしにくい」とかありますが、この部分は「慣れ」と「セッティング」でカバーできるとして、本当に膝が楽になるという事には間違いないと思います。これからも使い続けていこうかと思います。

次に取付方法となります。
箱を開け、中からパーツやら一式を取り出します。
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今回使用するシューズは3穴タイプです。シマノのSH-R320です。
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スピードプレイの取付穴数は4穴です。クリート本体を取り付けする前に4穴に変換するベースプレートを取り付けします。この取り付けによってシューズの脱着がスムーズに行くかどうかが決まります。同じ形で厚みの違うパーツが入ってます。ベースプレートのシムです。右画像の左側が最初に付属している厚みの5番で、右側が6番です(わかりやすい様に取り付けしました)。このシムの厚みを変更することでシューズソールのカーブに沿うようになってます。
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付属しているシム適合表を確認して使用するシムの番号(厚み)を確認し取り付けします。シム交換した後が右画像です。このシム選択をしなければクリートとシューズに隙間が発生し、遊びが生じて作動が安定しません。
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シム選択後にベースプレートを取り付けします。ここでは前後の位置調整です。ベースプレートにセンター表示があります。これはペダル軸の位置となります。取り付け位置は拇指球に合わせるかやや前方にずらすのが多いと思います。今回は拇指球に合わせました。この位置決めはクリート本体を取り付け後には単体でできません。ベースプレート取り付け後もシムに隙間がない事を確認します。
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その後クリート本体をベースプレートに取り付けします。クリートカバーを取り外し金具部分を用意します。ようやくスピードプレイらしい4穴の登場です。
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付属のビスで取り付けしていきます。クリート本体は左右の位置調整のみです。今回の取り付けはセンターで取り付けします。クリートの外側にある小さいビスは可動範囲を選択するビスです。テストの為、一番可動範囲を大きくする為にビスを緩めておきます。各部調整完了後にクリートカバーを左右確認してはめ込みます。これでひと作業終了です。
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先日の浜名湖走行の1日目で上記のセッティングで走行し、位置修正をしたのが下記画像です。調整箇所は、シューズをフレーム側に近づけた事と可動域を狭くしたの2点です。他社のステップインに比べて、クリートがシューズに対して水平に踏み込まないとステップインがやりにくいという点で、タケダは踏み込み位置がややフレーム側であった事から調整をしました。最初はステップイン時にクリートが内側のみ接触し、水平状態を確認すると外側にシューズを傾ける作業が多いことがポイントでした。可動域を狭くしたのは、走行中のシューズがクネクネ動いている事が多いことから可動域を狭くしました。この2点を調整したらペダリング自体が楽になり、無理なくペダリングができるようになりました。ファーストインプレッションでもダイレクト感の事をお伝えしましたが、よりダイレクト感が増した様な感じが体感できました。
※左画像が最初の状態。右画像が2点調整後の状態です。
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以上の内容から、全体の印象としては・・・
非除に使いやすいペダルです。ダイレクト感が他社のペダルよりあると思いますので、ペダリングが楽になり長距離やダンシングがスムーズに出来ています。しかも100kmを超えた時の膝の負担が少なくなり、膝痛がなくなったのは体感できました。
あくまでも個人での感想ではありますが、膝に不安を抱えているライダーは是非お試しください。

タケダ